インプラント費用・価格への不安

インプラント手術を受けようと考えた際、多くの人が気にするのが費用です。何かと費用がかかる歯の治療。 まして最新の治療なのですから、さぞかしかかるだろうと思っている人も多いことでしょう。

実際、インプラントの費用は決して安いとはいえません。残念ながらインプラント治療は保険が適用されません。 そのため一部保険が適用される入れ歯やブリッジに比べてどうしても費用がかさんでしまうのです。

インプラント手術にはさまざまな作業が伴います。インプラントの埋め込みだけでなく、 麻酔、歯の美観を整えるためのかぶせ物、あるいは骨が足りない場合の骨移植など。また 埋め込むインプラントの数、手術の回数などによっても費用が大きく異なってきます。

一般的に１本につき３０万円半ば〜４０万円後半といったところがインプラントの治療費となっているようです。 もっと安いインプラント手術を行なっている歯科医院も見かけますが、安全面に問題を抱えているところも多いので注意が必要です。

単純に金額だけで判断すればインプラント費用は非常に高くつくといえるでしょう。 埋め込むインプラントの数が多くなる人などはひと財産をなげうつ覚悟が必要となります。 しかし、丈夫な歯が少ないために硬いものなどを食べられない、噛み合わせが悪い、あるいは 見栄えがよくないので人前で笑えない。といった歯が欠けていることから生じる悩みを解消 できるというインプラントのメリットを考えれば決して高い投資とはいえない面もあります。

インプラントは長期安定性にも優れており、５年１０年はもちろん、２０年以上使用し続けることもできます。歯の悩みから解放され、 明るく健康的な生活を送れるようになると考えればインプラントの費用への不安も薄れていくのではないでしょうか。

治療価格の相場について

「治療費の相場は、１本いくらでしょうか？」

この、歯科医院などでよく飛び交う質問は、意味のない質問です。

相場というのは、治療費の平均といった意味合いが強いと思います。

しかし、

あなたが本当に知りたいのは、「自分の治療費がいくらか？」という事なのです。

日本全国、地価や家賃の差、人件費の地域格差があるように、同じ治療をやっても大都市圏では治療費も高くなるし、 地方、郊外の歯科医院では安くなります。

「同じ治療は、全国どこでも同じ料金」という社会主義的な考えは、日本の保険診療が作り上げた特殊なルールです。

自費治療には、当てはまりません。

通院できる範囲の歯科医院に行って、直接治療費を伺ってみるのが良いのではないでしょうか。