インプラントのメインテナンスの不安

私は多くのインプラント治療を前向きに考えている人の話を聞いています。多くの人が不安に感じているのが 治療前の不安と同時に治療後の不安です。

「インプラントは何年持つのですか？」と良く聞かれます。 この新しい治療法を検討している人は、歯が無い苦しみを知っている人です。 そして、この新しい治療を受ける事によって、その悩みから開放されたいと思っていることでしょう。 インプラントを手に入れたからには、ずっと使い続けたいと思うのは当然の事です。 もし、長期間持つなら、この治療費は、対費用効果から高いとはいえないでしょう。 しかし、もし数年で駄目になってしまうとするとインプラント治療費は高いといって良いでしょう。

そこで多くの歯科医師は、患者に「インプラントは何年持つのですか？」と聞かれると 「定期健診をして、しっかりメインテナンスをすれば、ほとんどのインプラントは10年以上持ちますよ」というのです。 実際には、３０年以上持っている方もいます。しかし、口の中が不潔で手入れをしていなければ長持ちはしないでしょう。

歯科医師は、メインテナンスが大切だといいますが、メインテナンスについて真面目に取り組んでいる歯科医院ばかりではありません。

経費節減、薄利多売をうたってサービスの質や材料の原価を落として安売りインプラントをやっている歯科医院では、メインテナンスは出来るはずもありません。 真面目にメインテナンスをしていたら儲からないからです。

患者が、歯科医院を選ぶ上で大切な要素の一つにメインテナンスをしっかりとやってくれるのか？という事です。 また、あとからメインテナンスにかかる費用はとてつもなく高いということになり、歯科医院とのトラブルにならないように 歯科医院の方針としてのメインテナンスについての考え方や費用に付いて確認しておく事をおすすめいたします。